シェアハウスってそもそもなに?
シェアハウスとは複数の人が1つの物件でキッチン、トイレ、浴室などを共同で使用して各部屋には独立した賃料が生じる賃貸住宅です。
シェアハウスの運営には3つの形態がある
シェアハウスの運営には3種類の形態があります。
自らオーナーとなり、管理も自分で行う
これは一軒家の物件を購入、または賃借してシェアハウス用に貸し出すという形態です。
物件オーナーとなり管理も自分で行う場合は、不動産会社に支払う毎月の管理費用が不要となるため、ランニングコストが安くなります。
ただし、物件を購入する場合であれば、購入費用、賃借であっても毎月の賃料がかかるなど支出額は大きくなりがちです。
人と接するのが好きな人、世話好きな人であれば直接自分で賃貸経営に携わることができるのでお勧めです。
自らオーナーとなり、管理は委託
物件は自分で購入、または賃借して管理を不動産管理会社に任せるという方法です。
物件の管理費用がかかるのでコストは高めですが、管理、集客の手間がかかりません。
シェアハウス経営に時間を割けないオーナーであれば、プロに任せることで手間なく運営が可能です。
管理のみを自分で行う
自分の持っている不動産をシェアハウスとして貸し出したいという人から、物件の管理を受託する方法もあります。
家賃を直接得られるわけではないので、リターンは低いですがリスクなくシェアハウス経営に参入できます。
シェアハウスはコンセプトが重要
シェアハウスにはコンセプトを決めることで集客しやすくなるという特徴があります。
何かを学ぶためのシェアハウス

・語学、資格試験、デザインなど共通の学びを目的とした人達が集まるシェアハウス
・お互いに刺激を受けながら目標に向けて切磋琢磨できる
相互扶助を目的としたシェアハウス

・高齢者、シングルマザーなど共同で暮らすことでメリットがある人たちを集客したシェアハウス
・様々な事情を抱えている人も少なくないため、しっかりと賃借人をサポートできる体制を整える必要がある
共通の趣味を目的にしたシェアハウス

・スポーツ、音楽、絵画など同じ趣味を持つ人が集まるシェアハウス
職業が同じ人のシェアハウス

・エンジニアやフリーランス限定のシェアハウス
・起業を目指す人だけを集めるなど、様々な創意工夫が可能
シェアハウスの集客方法にはどのような方法があるのか
シェアハウスを運営すると決めた場合、重要になってくるのが集客です。
シェアハウスの集客にはどのような方法があるのでしょうか。
ポータルサイトで集客する
ポータルサイトはシェアハウスの情報を掲載してサイト経由で入居者を獲得することができます。
中には無料で使えるサイトもあるので是非活用してみるといいでしょう。
SNSで集客を行う
Twitter、FaceBook、インスタグラムなどでシェアハウスの集客ができます。
普段から物件情報やシェアハウスの取り組みなど、共感を集めやすいコンテンツを発信しておくことが大切です。
シェアハウス運営のポイント
ここではシェアハウス運営のポイントについてご紹介します。
一般的なシェアハウスか、コンセプトシェアハウスか運営方針を決める
学生、サラリーマンなど一般的な人たちが入居するシェアハウスと、一つのコンセプトを武器に運営するシェアハウスとでは集客におけるアプローチが全く異なります。
どちらが自分に向いているのか見極める必要があります。
一番避けたいのはコンセプトを掲げておきながら、実態は普通のシェアハウスだったというパターンです。
例えば美術家を目指す人が集まるシェアハウスなのに、実際には美術に興味がない入居者ばかりであったとすればどうでしょうか。
せっかく同じような仲間を見つけるために入居した人がいても、満足度がガクっと下がってしまい、早期の退去にもつながります。
一般的なシェアハウスかコンセプトシェアハウスを決めてそれを貫き通すことは非常に重要と言えるでしょう。
入居者同士のルールをしっかり決める

入居者同士のルールをしっかりと決めておくことも大切です。
シェアハウスでは全くの他人同士が一軒家に住むため、トラブルも珍しくありません。
入居者が快適に生活できるようにオーナーが仕組みづくりを行う必要があります。
・共用スペースの清掃・ゴミ出しは当番にするか
・共同で使用する冷蔵庫や洗濯機の使用について
・食器洗いに関するルール
・入居者の友人など部外者の立ち入りについて
・禁煙、喫煙のルール
・規約違反者が出た場合の対処
空き家をシェアハウスとして活用しよう
空き家をシェアハウスとして活用する場合は、需要を見極めて人が住みたいと思えるシェアハウスを作り上げることができるかが重要です。
例えば空き家を活用したシェアハウスの成功事例として、ペット可としたシェアハウスなどがあります。
シェアハウスの中でもペットと共同で住めるシェアハウスはあまり多くありませんが、ペットを一緒に暮らしたいという根強い需要をキャッチして上手く経営できているようです。
空き家の有効活用を行ううえでシェアハウスには様々な可能性があると言えるでしょう。